認知症の原因として最も多いアルツハイマー型認知症の場合、認知症症状(もの忘れなど)の進行を抑えるための薬(ドネペジル、ガランタミン、リバスチグミン、メマンチン)があります。認知症症状の進行抑制以外にもドネペジルは抑うつ、不安、アパシー(意欲低下・無関心)に有効であったと報告されています(Gauthierら,2002)。メマンチンは妄想、興奮・攻撃性、易刺激性に有効であったと報告されています(Gauthierら、2008)。
またレビー小体型認知症でも認知症症状の進行を抑えるための薬(ドネペジル)があります。